□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年1月29日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 天然ゴムは価格・サヤともに安定へ、中国がパンデミック化するかの見極め続く =================================== <1月限納会はショート・スクィーズで急伸するも> JPX天然ゴムRSS先物は1月25日に1月限が納会を迎えたが、受渡価格は1㎏=335.00円となった。昨年12月限の292.00円からは43.00円高の急伸であり、2011年8月限以来の高値を更新している。昨年6月時点では135.10円が受渡価格となっていたが、その後の7か月で2.5倍の価格水準まで値上がりした計算である。 期先限月の継足でみると、昨年10月29日の292.90円がピークであり、今年は220~245円水準までコアレンジが切り下がっている。需要環境の正常化は進むが、それと同時に供給環境が安定化に向かう中、リスクプレミアムが緩やかなペースで剥落する流れにある。当限が急伸地合を形成する一方で、期先限月のリスクバランスは下向きないしは中立の状態になっている。… … …(記事全文3,830文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)