□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年1月7日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 米長期金利1%突破を受けての金投資、FRBの対応に注目 =================================== <米長期金利が1%突破で金相場は急反落> 金利環境は投機マネーの動きに大きな影響を及ぼすことになる。無リスク国債投資で高利回りを確保できるのであれば、敢えてハイリスクな投資を行う必要性は乏しくなり、国債による安定運用を選択する投資家が増えるためだ。例えば、国債利回りが1%であれば、リスク資産に求められるリターンの最低が1%となり、それ以上のリターンを生み出せるとの期待感がなければ、投機マネーは流出するリスクが高まることになる。 昨年以降の米長期金利(10年債利回り)の環境をみてみると、年初の1.919%に対して3月9日の0.318%まで急低下したが、年末の時点では0.912%まで切り返す展開になっていた。新型コロナウイルスのパンデミックに対する対応で、米連邦準備制度理事会(FRB)は改めてゼロ金利政策の採用を余儀なくされ、「金利無き世界」とも言える状況が、金利と配当を生むことのない金相場が昨年に過去最高値を更新する原動力の一つになった。… … …(記事全文4,144文字)
