□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年1月5日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 2021年金投資環境の論点 =================================== <上期は底固い、下期に不透明感が高まる> 2021年の金相場は、新型コロナウイルスのパンデミック対応で導入された政策支援の長期化・強化を背景に、底固い展開が続き易い。特にドル安リスクが高まる中、ドル建て金相場は単純なドルとの逆相関関係だけでも強含み易い状況にある。ただ、年後半は新型コロナウイルスのワクチンによって経済正常化圧力が強まる見通しであり、その際にも政策支援が継続されるか否かによって、年後半も堅調地合が維持されるのか、調整圧力が強まるのかの分岐点が浮上する。過去の経験則に基づくと、今後も政策支援は解除することができずに金相場は支援を受け続けるとみられるが、想定よりも経済環境が早いペースで正常化に向かった際には、調整圧力が強まるシナリオも想定しておく必要がある。 <年前半にFRBは追加金融緩和か> 他マーケットと同様に金市場においても、パンデミックの終息フェーズが実現するのか、実現するとすればどのような時間軸と程度になるのかが焦点になる。米国を含む各国でワクチン接種が本格化する時期が春以降になることを考慮すると、年前半は厳しい経済環境が、金相場を支援し続けることになる。… … …(記事全文3,547文字)
