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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

天然ゴムは三角持ち合いに、強弱材料交錯で気迷いムードが強まる

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年12月25日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  天然ゴムは三角持ち合いに、強弱材料交錯で気迷いムードが強まる =================================== <煮詰まる天然ゴム相場> JPX天然ゴムRSS先物相場は、展開的な三角持ち合い相場を形成している。10月29日の1㎏=292.90円をピーク、11月5日の206.80円をボトムに、現在は230円台での取引になっている。約2カ月間にわたって「上値切り下げ」と「下値切り上げ」を同時に進めており、チャート分析的な視点だとここから上下どちらの方向にブレイクするのかが注目されることになる。いわゆる「煮詰まった状態」で年末に近づいている。 12月のゴム相場を振り返ると、概ね1週間強でトレンドが180度転換する展開が繰り返されており、トレンドをフォローするのが難しくなっている。一方で、逆張り対応で十分な値幅が得られる状況にはなく、買い方にとっても売り方にとっても、不満の残るマーケット環境が続いている。 価格水準としてみると、昨年12月25日は196.30~200.00円での取引になっており、前年同期比では30円強の値上がりになっている。依然として新型コロナウイルスの感染拡大による景気制約が解消できていない環境にあっては、高値を実現していると評価することができる。一方で、11月下旬から12月にかけて他の産業用素材市況が軒並み高騰する中にあっても、ゴム相場の値動きは鈍かった。中国経済に対する信頼感の高まり、新型コロナウイルスのウイルスによる経済正常化期待から、鉄鉱石や石炭、銅相場などは軒並み高騰したが、ゴム相場は瞬間的な乱高下に留まっている。
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