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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

アルゼンチンのストで急騰している大豆相場、大豆製品市場で重要なアルゼンチン

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年12月24日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  アルゼンチンのストで急騰している大豆相場、大豆製品市場で重要なアルゼンチン =================================== <大豆は、クリスマス前の年初来高値更新> CBOT大豆先物相場は、月初の1Bu=1,169.25セントに対して、23日高値は1,267.75セントに達する急伸地合になっている。11月23日に1,200.00セントに到達した後は、南米で降雨が観測されて天候リスクが軽減されていることが材料視され、12月2日の1,142.25セントまで軟化していた。中国の買い付けに一服感が浮上していたこともネガティブ。ただ、12月中旬以降は改めて急伸地合を形成しており、クリスマス・年末が迫るタイミングで、改めて高値更新サイクル入りしている。2014年6月以来となる6年半ぶりの高値を更新している。 12月入りしてからの大豆相場急伸の原動力は、南米アルゼンチンの大豆(大豆製品)サプライチェーンにおいて、ストライキによる供給不安が高まっていることだ。輸出量ベースでみると、米農務省(USDA)が予想している2020/21年度の同国大豆輸出高は700万トンであり、ブラジルの8,500万トンや米国の5,987万トンなどと比較すると、必ずしも大きな規模ではない。生産高は5,000万トンが予想されているが、国内で4,620万トンとその92.4%が消費されているため、国際市場に供給されるアルゼンチン産大豆の規模は大きくない。19/20年度も997万トンであり、今年度が特別に低い水準ではない。
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