□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年12月23日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== コロナ変異種で冷静さを取り戻した原油相場、需給正常化の先取にブレーキ =================================== <50ドルの節目目前で、WTI原油は調整局面へ> NYMEX原油先物相場は、11月2日の1バレル=33.64ドルをボトムに、12月18日の49.43ドルまで値上がりした後、足元では40ドル台中盤まで軟化している。50ドルの節目回復まで残り0.57ドルに迫っていたが、上昇エネルギーにブレーキが掛かり始めている。 週足ベースだと過去7週間にわたって上昇が続いてきたが、その間に現実の需給環境に目立った改善がみられた訳ではなく、逆に需給緩和圧力の強さを示す指標の方が目立っていた。それにもかかわらず原油相場の上昇が続いてきたのは、新型コロナウイルスのワクチンによる経済、そして原油需要環境の正常化を先取りする力が働いていた結果だった。このため、現実の需給と価格とのかい離がエスカレートしていたが、新型コロナウイルスの変異種を巡る報告を受けて、漸く原油相場が冷静さを取り戻しつつあるのが現状である。… … …(記事全文3,915文字)
