□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年12月16日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== ブラジルの乾燥懸念後退でも下げないトウモロコシ、大豆、コーヒーの論理 =================================== <南米の天候改善でも下げない穀物相場> CBOTトウモロコシ先物相場は11月30日の1Bu=439.50セントで上げ一服となったが、420セント水準では下値を支えられる展開になっている。ブラジルの気象環境改善で調整売りが膨らんだが、本格的に値崩れを起こすような値動きにはなっていない。大豆先物相場も11月23日の1,200.00セントでピークアウトしたが1,150セント水準ではサポートされ、足元では1,190セント水準まで切り返している。南米の天候リスク緩和を受けて、天候相場の視点ではこれまでの急伸地合の反動から大規模な調整局面入りも警戒される所だが、実際には高値水準を維持しており、年末に向けて改めて高値を更新する可能性も残した状態にある。 南米では作付け作業がほぼ一巡し、生育が進んでいるが、12月入りと前後してから気象環境の改善報告が目立つ状況にある。11月はホット・アンド・ドライ(高温乾燥)傾向が南部の生産を下押しし、国際需給に対して強いストレスが掛かるリスクが警戒されていた。しかし、作付け期の終了と前後して産地では散発的な降雨が観測されており、少なくとも天候リスクの織り込みを加速させるような必要性は薄れている。このため、買い玉整理の動きが広がったが、概ね1週間程度にわたって調整売りをこなすだけの展開に留まってる。… … …(記事全文3,706文字)
