□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年05月20日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== サウジは減産継続に意欲示すも、JMMCは不透明感を理由に産油政策の勧告できず =================================== <JMMCは産油政策の勧告できず> 石油輸出国機構(OPEC)やロシアなどの主要産油国は2018年から協調減産を実施しているが、その履行状態などを精査する減産監視閣僚委員会(JMMC)が5月19日に開催された。 協調減産の履行状態については、4月時点で168%となっているが、これは今年最高であることが報告されている。1~4月期の平均では120%となり、少なくとも量的な意味では協調減産体制は想定以上の供給削減に成功していることが確認できる。昨年10~12月期と比較して、今年1~3月期の原油相場が回復したことについても、協調減産の果たした役割りの大きさに満足感を示している。… … …(記事全文4,190文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)