□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年05月13日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== Q1のプラチナ需給は4四半期ぶりの供給不足、誰がなぜETFを買ったのか? =================================== <WPICデータでは過去最大の供給不足> ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)が発表した「Platinum Quarterly Q1 2019」によると、今年1~3月期の世界プラチナ需給は55.0万オンスの供給不足になった。WPICの四半期報告は2014年7~9月期分からデータの公表が行われているが、それ以来で最大の供給不足幅になる。 1~3月期は鉱山生産が抑制されることで基本的に供給不足状態になり易く、過去4年連続で供給不足になっている。ただ、昨年の17.5万オンス、一昨年の30.0万オンスと比較しても今年の供給不足幅は大きく、NYMEXプラチナ先物相場が昨年末の1オンス=800.60ドルから3月末の854.10ドルまで53.50ドル(6.7%)上昇したのは、需給の裏付けがある値動きだったことが確認できる。昨年に発生した67.0万オンスの供給過剰の82.1%相当が相殺された格好になっている。… … …(記事全文4,037文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)