□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年04月22日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== トランプ大統領のジレンマと決断、イラン産原油を市場から抹殺する =================================== <米政府はイラン制裁強化を決断か?> NYMEX原油先物相場は、グッドフライデーの連休明けの29日の取引で、1バレル=65ドルの節目を突破し、昨年10月31日以来の高値を更新している。前週は63~65ドルの比較的狭いレンジ内で方向性を欠く展開が続いていたが、イラン産原油の供給が更に落ち込むとの警戒感が広がっている結果である。 米紙ワシントン・ポストは4月21日、「No more waivers: The United States will try to force Iranian oil exports to zero(これ以上の制裁放棄はない:アメリカはイラン産原油の輸出をゼロにする)」との外交・安保コラムニストJosh Rogin氏による記事を報じている。同記事によると、米政府はイラン産原油に対する制裁の制裁免除措置意の延長を認めない方針であり、月曜日(22日)朝にもマイク・ポンペオ国務長官が5月2日付でイランから原油やコンデンセートを輸入している国に制裁免除を認めない方針を明らかにする見通しである。… … …(記事全文3,758文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)