□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年12月12日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 今年最後のFOMCまで1週間、利上げ停止論は本当に支持されるのかリスク大 =================================== <今年最後のFOMCまで残り1週間> 12月18~19日に今年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。FOMCは2015年12月から段階的な利上げサイクルを継続してきているが、19年にどのようなペースで利上げが行われる可能性が高いのかを判断する上で、極めて重要なイベントになる。 9月FOMCで当局者のコンセンサスとして示されたフェデラル・ファンド(FF)金利の軌道は、2018年の2.4%に対して、19年が3.1%、20年が3.4%、21年が3.4%とされており、19年中に概ね3回、20年中に1回の利上げを消化し、20~21年にかけては利上げサイクルの終了、更には利下げの可能性を打診する方向性が示されていた。しかし、10月中旬には米国株が急落するなど、マーケットの抱く景況感は大幅に悪化しており、9月の金利見通しがそのまま維持されるのか、それともハト派方向への修正がみられるのかが焦点になっている。… … …(記事全文4,797文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)