□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年12月04日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== カタールがOPEC脱退を決めた意味、産油国の枠組み変化の流れを象徴か? =================================== <カタールがOPEC脱退を表明> 中東の産油国カタールが12月3日、石油輸出国機構(OPEC)脱退を表明した。アルカービ・エネルギー相は「2019年1月19日にOPECから脱退することを決定した。今朝、OPECに通知した」と発言している。 カタールの説明では、「国際的な役割りを強化し、長期戦略に基づくもの」であり、「技術的、戦略的なものであって、政治的なものではない」とされている。具体的には、エネルギー供給国として天然ガス分野を強化する中、OPECからの脱退を決定したとされている。要するに、今後は自国を産油国ではなく天然ガス生産国と再定義する長期戦略の下、もはやOPECに加盟する必要はないとの解説になる。… … …(記事全文4,106文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)