□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年11月20日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 未だ減産対応で合意できない産油国、減産を必要としなくなったロシアとの協調は? =================================== <原油安一服も自立反発> NYMEX原油先物相場は、10月3日の1バレル=76.90ドルをピークに11月13日の54.75ドルまで最大22.15ドル(28.8%)の急落地合を形成したが、足元では下げ一服となっている。12月6日の石油輸出国機構(OPEC)総会で2019年の過剰供給リスクを払拭できる政策対応が講じられるのかは高いレベルの不確実性を有しているが、30ポイント割れで売られ過ぎを示すオシレーターのRSI(14日)が一時13.65ポイントまで低下するなど、売られ過ぎ感から自立反発的な動きが優勢になっている。 オプション市場に目を向けると、プット・オプションでは55.00ドルに3万0,737枚の取組高があり、売買も活発であり、同水準に当面の防衛ラインが存在することが窺える。一方、50.00ドルは売買こそ低調だが4万0,531枚と最大の取組高を有しており、55.00ドル水準でのサポートが崩れると一気に50.00ドル水準まで値下がりする可能性を抱えており、神経質な相場展開を強いられた状態に変化は見られない。… … …(記事全文4,592文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)