□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年11月15日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== パラジウムのリースレート急伸を考える、やはりパラジウムは金とパリティ化する =================================== <パラジウムと金のパリティ化が近づく> 10月10日に米国株が突然に急落してから、グローバルマーケット環境は一変した。10月初めにはリスクオン一色の投資環境にあったが、次々に各種投資リスクがクローズアップされ、投資家のリスク選好性は大幅な後退を余儀なくされている。株価急落は10月29日の取引で一応の終止符を打った格好だが、その後にリバウンドを見せていた米国株は足元で再び大きく下押しされるなど、投資環境が正常化したとは言い難い状況にある。 ボラティリティ指数をみても、10月11日の28.84ポイント、10月29日の27.86ポイントでダブルトップを形成するも、その後はマーケットで注目度の高い20ポイントの節目を巡る攻防を続けており、極端なリスクオフ圧力は一服したものの、改めてリスクテイクを進めることには慎重ムードが目立つ、強弱評価が難しい地合が続いている。… … …(記事全文4,279文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)