□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年07月18日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== パウエルFRB議長の議会証言、最近のドルの人気・金の不人気は当然? =================================== <一定速度の利上げ軌道が続く見通し> パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は7月17日、米上院銀行住宅都市委員会で行われる半期に一度の議会証言に立った。トランプ米大統領の通商政策が世界の金融経済環境に大きな不確実性をもたらす中、FRBの政策見通しに変化が生じているのか否かを見極めるための重要イベントとなっているが、議長は今後の利上げ継続に対して強い自信を示し、少なくとも現段階では政策調整の必要性を認めなかった。 政権とFRBとの距離感が問われる中、トランプ大統領が7月6日に発動した350億ドル相当の中国製品に対する課税措置に対して直接的な言及は避けた。ただ、一般論として関税措置を発動させなかった国の方が成長が早く、生産性は高かったために関税措置は「絶対的に」誤った措置であり、長期化した場合には米経済が阻害されるとの認識は示されている。… … …(記事全文3,710文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)