□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年07月16日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 16日の原油相場急落は心配無用、70ドル台定着の流れに変化なし =================================== <原油相場の急落を検証する> 7月16日のNYMEX原油先物相場は、1バレル当たりで前日比2.95ドル安の68.06ドルと急落した。3日には75.27ドルまで上値を切り上げていたが相場だが、11日に3.73ドル安の70.38ドルと急落したのに続き、今月に入ってから2度目の急落になる。16日安値は67.58ドルだが、これは6月22日以来となる約3週間ぶりの安値更新を意味する。 6月22日の石油輸出国機構(OPEC)総会以降、原油相場は供給不安に支配されていた。OPECの増産対応が需給ひっ迫化を阻止するのに不十分との見方を底流に、カナダやリビア、ノルウェーなどの供給障害が重なり、期近限月主導で急伸地合を形成していた。このため、ここ1週間の調整圧力に関しては、6月18日の63.59ドルをボトムに最大で11.68ドルの急伸地合が約2週間強の短い時間帯に実現した反動との評価が基本になる。… … …(記事全文3,782文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)