□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年06月08日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== GFMS「Platinum Group Metals Survey 2018」を読み解く =================================== <需給引き締まりで年後半に上昇を予測> 貴金属調査会社GFMSは6月6日「Platinum Group Metals Survey 2018」を公表した。「2018年の見通し」として、プラチナは年後半に1オンス=1,000ドルを上回るとの強気見通しが示されている。年間平均価格見通しは昨年の948.49ドルに対して981ドルまで3.4%上昇する水準に設定されている。 理由として指摘されているのが、2014年以来のタイトな需給バランスになるとの見通しである。同社によると、在庫間移動を含まない昨年の現物需給バランスは5.3万オンスの供給不足だったが、今年は28.0万オンスの供給不足になると推計されている。南アフリカなどの鉱山生産が抑制される一方で需要が底固く推移する中、需給ギャップの拡大が年後半に向けて今年2月に付けた1,000ドル台の価格水準回復を支援するとのロジックになる。… … …(記事全文4,202文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)