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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

米中通商リスク、減産期明けの季節要因に反応し始めた天然ゴム

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年06月01日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  米中通商リスク、減産期明けの季節要因に反応し始めた天然ゴム =================================== <円高と上海安で調整局面入り> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、5月22日の1㎏=202.10円をピークに6月1日の取引では190円台を割り込む軟調地合になっている。3月下旬以降の急激な円安、更には上海期貨交易所の天然ゴム先物相場がじり高の展開になったことが東京ゴム相場を大きく押し上げていたが、円安と上海ゴム相場高がほぼ同時に一服する中、調整局面を迎えている。 ドル/円相場は、3月26日の1㎏=104.55円をボトムに5月21日の111.39円まで、最大で6.84円(6.5%)もの急激な円安・ドル高になった。原油高などをきっかけにインフレ見通しが上振れする中、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速に対する警戒感が広がった結果である。しかし、5月1~2日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録をみてみると、必ずしも当局者はインフレ高進で利上げ前倒しの必要性を認識していないことが明らかにされ、足元では円安傾向にブレーキが掛かっている。このタイミングでイタリアの政局不安、更には米通商政策に対する警戒感が蒸し返される中、5月29日には一時108.10円までの円高・ドル安に振れており、これが東京ゴム相場の上値を圧迫する原動力の一つになっている。
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