□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年05月10日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 早くも広域紛争化の様相を見せる中東、原油価格高騰阻止の取組は始まるも =================================== <過度の原油価格高騰を阻止できるのか> トランプ米大統領がイラン核合意からの離脱と同国への経済制裁再開を表明して、24時間が経過した。NYMEX原油先物相場は、トランプ大統領の政策発表が8日に行われるとの報を受けて1バレル=67.63ドルまで利食い売りが膨らんでいたが、9日終値では前日比2.08ドル高の71.14ドルに達し、10日のアジアタイムに付けた高値は71.75ドルに達しており、なお更に上値切り上げを打診するような動きを見せている。 トランプ大統領が核合意からの離脱を決定するのは規定路線と化していたが、現実にイラン産原油が日量数十万バレル、最悪の場合は100万バレルといった規模で市場から排除される可能性が浮上する中、原油需給管理は難しさを増すことになる。… … …(記事全文3,880文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)