□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年04月17日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== ロシアリスクで荒れるパラジウム相場、低迷続くプラチナ相場 =================================== <リスクオンでも買われないプラチナ> 自動車触媒や宝飾品などで使用されるプラチナ相場が低迷している。NYMEXプラチナ先物相場は、1月25日の1オンス=1,033.30ドルをピークに4月6日の910.30ドルまで急落した所で下げ一服となったが、その後も930ドル台まで切り返すのに精一杯であり、今年の安値圏で揉み合う展開に留まっている。 2月から4月初めにかけてのプラチナ相場は、株価や非鉄金属相場の急落に歩調を合わせる形で大きく値下りしていた。不安定な投資環境で価格連動性が認められる金相場は強含みの展開になったが、その一方でリスクオフ環境が非鉄金属相場の軟化を促す中、プラチナ相場は後者を重視する形で売り優勢の展開になっていた。… … …(記事全文3,747文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)