□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年03月12日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 2月米雇用統計、トランプ政権の保護主義政策と金相場 =================================== <2月米雇用統計を受けての金相場> 2月以降のCOMEX金先物相場は、1オンス=1,300~1,350ドル水準をコアに方向性を欠く展開が続いている。ドル相場が明確な方向性を打ち出せない中、強気派と弱気派の双方が決定打を欠き、専ら持ち高調整中心の展開に留まっており、 1月30日から5週間分の投機資金の動きをみてみると、大口投機筋の買いポジションは5万2,740枚減の24万5,587枚、売りポジションは2万9,301枚減の6万1,764枚となっており、1月に投機買いが急増した反動から買い玉整理の動きが上値を圧迫している事が確認できる。ただ、ここで投機売りは膨らむことなく、寧ろショートカバー(買い戻し)が優勢になっていることが、金相場のトレンド形成を難しくさせている。… … …(記事全文3,973文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)