□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年03月09日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== USDA3月需給報告、需給環境の違いが一段と明確化した大豆とコーン =================================== <米国産大豆需給緩和と大豆相場高の共存> 米農務省(USDA)は3月8日、最新の需給報告(WASDE)を公表した。シカゴ穀物市場において、南米産(特にアルゼンチン産)の穀物生産環境悪化が強く警戒される中での発表となったが、実際に南米産穀物生産に関してはかなり厳しい数値が公表された。 2017/18年度の大豆生産高は、ブラジル産が前月の1億1,200万トンから1億1,300万トンまで2カ月連続の上方修正となり、前月からは100万トン(0.9%)引き上げられている。しかし、アルゼンチン産は5,400万トンから4,700万トンまで2カ月連続の下方修正であり、前月からは700万トン(13.0%)もの大幅な引き下げになっている。… … …(記事全文4,091文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)