□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年04月21日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場の短観です。3月下旬以降の急騰地合が一服し、足元では調整圧力が優勢になっています。需給、内部要因、産油政策の視点から、現在の原油相場を読み解きます。 =================================== ポジティブ材料が目立つも上値を攻めきれない原油相場 =================================== <強気派も弱気派も決定打を欠く> NYMEX原油先物相場は、3月22日の1バレル=47.01ドルをボトムに4月12日の53.76ドルまで急激な切り返しを実現したが、その後は調整売りで50~51ドル水準まで再び値位置を切り下げる展開になっている。1~2月の50~55ドルのコアレンジは回復したものの、そこから一気に55ドルの節目ブレイクを打診することは拒否した格好になっている。 もっとも、4月中旬の原油相場においては、何か大きなネガティブ材料が浮上している訳ではない。3月の原油相場急落を招いた米国内の原油在庫増加圧力についてはピークを確認する一方、国際エネルギー機関(IEA)などからは改めて需給均衡化見通しが示されており、寧ろポジティブ材料の方が目立つ状況にある。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の協調減産、更には良好な需要環境を背景に、供給過剰が世界の在庫積み増しを促す流れにはブレーキが掛かる見通しであり、需給リバランスの進展(期待)という意味では、原油高が支持される基本環境に変化は見られない。… … …(記事全文4,303文字)
