□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年04月18日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金相場を取り巻く環境を解説します。地政学的リスクと一言で片づけられていますが、なぜマーケット(特に金相場)がこの問題に大きく反応しているのかを解説します。 =================================== 世界の警察に変身したトランプ大統領、トランプ・リスクに付き合う金相場 =================================== <米国が世界の警察を志向した結果> 金相場の堅調地合が続いている。COMEX金先物相場は、米利上げイベント直前の2月27日には、1月30日以来の安値となる1オンス=1,194.50ドルまで値下がりしていた。しかし、その後は1)米欧の政治リスク、2)地政学的リスクと二段階構成で政治リスクを織り込む動きを見せ、4月17日高値は1,297.40ドルに達している。これは、米大統領選直後に急伸した昨年11月9日以来の高値であり、マクロな視点では昨年11~12月には政治要因(トランプ政権への期待・警戒)で売られ、1~4月期は政治要因(米欧の政治環境不安定化+地政学的リスクの高まり)で買われ、いわゆる「往って来い」型の相場展開を形成した格好になっている。 4月に入ってからは、専ら地政学的リスク(Geopolitical Risk)が、金市場に限らずグローバル・マーケット全体の中心テーマになっている。4月7日の米軍によるシリア攻撃を起点に、トランプ米大統領が安全保障政策に予想以上に積極姿勢を見せていることが、皮肉にも投資環境の不安定化を招き、投資家のリスク選好性を後退させている。… … …(記事全文4,456文字)
