□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年03月31日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場が1バレル=50ドル台を漸く回復しました。その背景にある需給動向について解説します。 =================================== 原油相場が3週間ぶりに50ドル台回復、米原油在庫評価に一喜一憂 =================================== <在庫は余剰だが、増加は止まる見通し> NYMEX原油先物相場は、3月31日の取引で1バレル=50ドルの節目を回復した。9日の50ドル割れから22日には47.01ドルまで下値を切り下げ、石油輸出国機構(OPEC)が協調減産で合意した昨年11月30日以来の安値を更新していた。しかし、3月28日以降は3営業日続伸となっており、ちょうど3週間で50ドル割れの価格水準には終止符を打つことに成功した形になっている。 3月の原油相場環境において最も注目すべきは、最大消費国である米国の原油在庫環境になろう。1~2月にかけては、OPEC加盟国・非加盟国の協調減産で国際原油需給は均衡化に向かうとの見方が、原油相場を50~55ドル水準まで押し上げていた。しかし、3月は米原油在庫の増加傾向に歯止めが掛からないことが国際原油需給のリバランスが本当に進むのか懐疑的な見方を促し、それが原油相場の50ドル台割れを促していたためだ。… … …(記事全文4,408文字)
