□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年03月06日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金価格とビットコイン価格とが等価になりました。余り大きな意味はない議論ですが、投資家マインド的には大きなインパクトが生じる可能性もあるため、最新動向を紹介します。また、短期の金価格動向についても、過去のFOMC前後の値動きとのレビューなどを通じて検証します。 =================================== ドル建て金価格とビットコインが等価に、決済以外では金に優位性あるも =================================== <金価格とビットコイン価格が等価に> 3月2日の金市場の歴史において、極めて大きな動きが観測された。とは言っても、大きな金鉱脈が発見された訳でも、技術革新で新たな需要(市場)が誕生した訳ではない。同日のCOMEX金先物相場は、1オンス(=31.1グラム)当たりで前日比17.10ドル安の1,232.90ドルと比較的大きな下げ幅を記録しているが、金市場においてサプライズとなるような急落幅が記録されている訳でもない。 では、この日に何が起きたかと言えば、ドル建ての金価格がビットコインの価格を下回った(=ドル建てビットコイン価格が金価格を上回った)のである。もちろん、金価格の単位は1オンス、ビットコイン価格の単位はビットコイン(BTC)と異なるため、両者を単純比較する分析に大きな意味があるとは言えない。実際に円建ての場合だと、同時の金価格が1グラム=4,544円に対してビットコインは14万3,426円であり、全く異なる価格形成が行われている。… … …(記事全文4,203文字)
