□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年03月03日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ需給に関する最新の動きを報告します。余り需給要因は重視されていない相場ですが、プラチナ需要喚起策の動きを解説した上で、その評価を行います。 =================================== WPICがプラチナ需要喚起策を活発化、短期的な効果は乏しいが必要なこと =================================== <WPICの動きが活発化> 南アフリカのプラチナ鉱山業界が設立したワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)が活発な動きを見せ始めている。WPICの市場開発部門責任者のMarcus Grubb氏は、中国とインドでプラチナ上場投資信託(ETF)、欧州でプラチナコインのファンドの立ち上げを計画していることを明らかにした。元々、WPICは「stimulate investor demand for physical platinum(現物プラチナ投資需要の喚起)」を目的とした組織だが、ここにきて一気に活動を活発化させ始めた感が強い。 詳細については明らかにされていないが、中国においてはETFと小口バーの二つの案件で国営企業大手と協議を行っていることが明らかにされている。また、インドに関しては宝飾品市場が年率25~30%のペースで拡大しているとした上で、ETF立ち上げの可能性を模索していることが明らかにされている。インドに関してはまだ具体的なスキーム構築には至っていない模様だが、中国に関しては2017年中と具体的な期日も出ており、これまで欧米と南アフリカを中心に展開されてきたプラチナETFが、中国とインドという巨大マーケットを攻略できるのか注目される状況にある。… … …(記事全文4,681文字)
