□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年03月07日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。IEAの長期分析が発表されましたので、その内容紹介と評価を行います。また、先行して発表されているBPの長期分析との比較なども行います。 =================================== IEAは石油投資拡大の必要性を指摘、失敗すれば2020年以降に混乱発生も =================================== <IEAは2020年以降の需給ひっ迫リスクを指摘> 国際エネルギー機関(IEA)は3月6日、2020年以降に世界の石油供給は需要拡大ペースに追い付くのに手間取る可能性を指摘した。今後3年に関しては、「安心できる(comfortable)」として、深刻な供給不足の発生リスクを否定している。ただ、2020年以降には供給拡大ペースの鈍化によって国際石油需給はタイト化し、2022年時点では余剰生産能力が過去14年で最低レベルまで落ち込むとの見通しを示している。新規プロジェクトがすぐに承認されていなかければ、石油価格が急伸するリスクが高まると報告している。 要するに、現在の需給見通しであれば2020年までの国際石油需給が極度のひっ迫状態に陥る可能性は低いが、それ以降については新規投資プロジェクトを進めていかない限りは、需要に供給環境が追い付けなくなるリスクがあるという訳だ。IEAのビロル事務局長は、「極めて多くのプロジェクトが素早く認可されないと、2022年までに劇的に価格が上昇するリスクがある」と報告している。… … …(記事全文4,263文字)
