□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年11月30日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。パラジウム相場の分析です。貴金属市場の中で独歩高状態になっていますが、パラジウム相場の現状、最近の値動きを巡る幾つかの解釈方法の評価、今後の相場の考え方などを解説します。 =================================== パラジウム相場の高騰を考える、貴金属市場の中での独歩高が意味すること =================================== <パラジウム相場が独歩高に> 11月8日に投開票が実施された米大統領選挙は、貴金属価格にも大きな影響を及ぼしている。トランプ次期政権の積極財政を先取りする形での金利上昇、それに伴うドル高圧力は、コモディティ市場の中でも通貨性の強い貴金属相場にとっては重大な関心事になるためだ。 ドル高で生産国からの輸入採算価格が低下することが直接的なインパクトになるが、ドルに対する投機マネーの集中は、必然的にドルへの代替性が認められる貴金属市場からの資金流出も促すことになる(=ドル買いの原資としての貴金属売り)。また、金利上昇は政府発行通貨を保有するメリットを高めることになり、無金利・無配当資産である貴金属は実質保有コストの上昇という逆風にも直面することになる(=高利回りを求める貴金属売り)。… … …(記事全文5,363文字)
