□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年11月11日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム市場の短観です。中国コモディティ市場は相変わらず荒れた相場展開になっていますが、天然ゴムを中心に最新状況の分析と今後の展望を検証します。 =================================== コモディティを買い上げる中国投機筋と投機抑制を目指す中国当局との攻防 =================================== <中国コモディティ相場の急伸が加速する> 中国のコモディティ市場が荒れている。大連商品取引所の鉄鉱石先物相場は、9月末の1トン=407.5元が10月末には494.5元まで87.0元(21.3%)の急伸相場になったが、11月入りしてからの2週間で更に602.5元まで値位置を切り上げる展開になっている。 従来の鉄鉱石相場は中国の景気減速と歩調を合わせる形で下落しており、2013年10月に大連市場に世界初の鉄鉱石先物として上場した当時は978.0元に達していたのが、昨年12月には282.5元まで約2年をかけて71.1%の急落となっている。これまで資源メジャー主導で決まる鉄鉱石価格に対して、世界最大の消費国である中国主導で価格形成を行うという当局の目標の一つは達成された形になっていた。しかし、今年に入ってからは3~4月、7~8月など投機的としか形容できない急伸地合が形成される場面が増えており、今回の10~11月の急騰局面では今年二度にわたって強力な抵抗を受けていた500元をブレイクし、それから僅か数日で600元にまで到達する異常事態になっている。… … …(記事全文4,347文字)
