□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年11月09日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。WGC四半期報告から、7~9月期の国際金需要動向を検証します。金価格が総じて堅調に推移した期間ですが、金需要の各項目がどのような動きを見せたのかを、WGCの分析を交えながら解説します。 =================================== 7~9月期の金需給を読み解く、金価格上昇局面で需要家はどう動いたのか =================================== <Q3の金需要は2009年以来の低水準> 産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は11月8日、2016年第3四半期の「Gold Demand Trends(金需要トレンド)」を公表した。 この第3四半期(7~9月期)の金価格は、ロンドン・フィックスの平均価格で4~6月期の1オンス=1,259.62ドルから1,334.78ドルまで75.20ドル(6.0%)上昇しており、総じて底固さが目立つ状況になっている。6月にイギリスの欧州連合(EU)離脱を巡る国民投票が実施され、いわゆるブレグジット(Brexit)が投資家のリスク回避の動きを促し、金市場がその受け皿として機能した結果である。8月中旬以降には米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測が再び上値を圧迫したが、少なくとも4~6月期との比較では、金価格は良好なパフォーマンスが目立った期間だった。前年同期の1,124.30ドルからは、210.50ドル(18.7%)の上昇となっている。… … …(記事全文4,634文字)
