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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

安値低迷が続く天然ゴム相場、原油と非鉄金属のどちらの経験を踏襲するのか

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年06月08日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム相場の短観です。急騰から急落に転じた天然ゴム相場ですが、ここ最近は安値ボックス気味の相場展開になっています。完全な膠着相場になっていますが、足元でどのような動きがあり、今後はどこに注目すれば良いのか、短期と中長期の双方の視点から検証します。 ===================================  安値低迷が続く天然ゴム相場、原油と非鉄金属のどちらの経験を踏襲するのか =================================== <急騰、その後の急反落で次のテーマ模索中> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、1㎏=155~165円をコアとした方向性に乏しい展開になっている。3~4月にかけてみられたエルニーニョ現象を受けての急騰相場は、5月に逆V字型の急落相場を形成する形で、その上げ幅を完全に相殺する値動きになった。4月27日には一時205.10円まで値位置を切り上げていたが、直近安値は5月24日の154.30円に達しており、概ね1か月で最大50.80円(24.8%)の急落相場が形成されている。しかし、既にエルニーニョ現象に伴う供給サイドの混乱が本格化する前の価格水準に到達したことで、「天候リスクの織り込み→天候リスクの剥落」という天候相場期に特有の急騰・急落相場には一服感があり、次のテーマを模索するステージに移行しつつあることが、足元でゴム相場が方向性を失っている背景と考えている。TOCOMでは出来高も大きく落ち込んでおり、1日当たり1万枚割れが通常の状態になっている。
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