□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年06月02日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今回は久しぶりに銅相場を取り上げます。何度も底打ちが議論されながらも低迷状態が続いている相場ですが、銅相場を取り巻く現状と今後の展望、そして先行して反発している原油相場との比較について解説します。 =================================== 低迷が続く銅相場を考える、原油は底入れムードでも銅が上昇しない理由 =================================== <銅相場の軟化はドル高の影響大> LME銅相場(3ヶ月物)は、3月と4月の二度にわたって1トン=5,000ドル水準で抵抗を受けて、5月以降は辛うじて4,500ドル水準でサポートされる展開になっている。5月の銅相場急落に関しては、多分にドル高という為替要因の影響が大きく、必ずしも銅需給に対する緩和圧力を示すものとは言い切れない。5月はドルインデックスが前月比で3.0%の上昇率を記録しているため、ドル建て銅相場にはそれと同率の下落圧力が働くためだ。ただ、それで正当化できるのは150ドル程度の値下りであり、月間7.1%の下落率(358ドルの下落幅)のうち、ドル高要因で正当化できるのは4割強に留まり、それ以外については銅需給そのもののネガティブ評価を反映したものと見る必要がある。… … …(記事全文3,921文字)
