□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年01月07日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。昨年は記録的な豊作環境が実現した穀物相場ですが、北半球では供給サイドの材料が出尽くし、足元では「需給相場+南米の天候相場」に移行しています。来週はUSDAから需給報告と四半期在庫の発表が控えていますが、これらの統計発表をどのように迎えるべきなのか、最新の穀物相場環境を解説します。 =================================== USDA統計の発表を控え、ポジション整理が進むシカゴ穀物のポイント =================================== <2014年のシカゴ穀物相場は軟調> 2014年のシカゴ穀物相場を振り返ると、トウモロコシは前年比-5.9%、小麦は同-2.6%、大豆は同-20.8%と、大豆相場を筆頭に厳しい相場展開を強いられた。2012/13年度は半世紀ぶりとも言われる大規模な旱魃被害に見舞われ、米国の穀物生産が壊滅的な被害を受けたことが、穀物相場の急騰を促した。その当時の高値を確認しておくと、トウモロコシが1Bu=849.00セント、小麦が947.25セント、大豆が1,725.00セントとなっている。しかし、その後は13/14年度、14/15年度と2年連続で記録的な豊作環境が実現した結果、在庫積み増しが可能な状況となり、需給逼迫感が薄れる動きと連動して、穀物相場の値位置がきり下がったというのが大きな流れになる。 国際需給に関しては、まだ南半球の南米産穀物の作柄環境などの不確実性が残されているが、米国が潤沢な在庫環境を背景に輸出拡大の余力を蓄える中、余程の大規模な生産障害が発生しない限り、国際穀物需給が逼迫化するリスクは限定されることになる。… … …(記事全文4,691文字)
