□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年12月17日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場の暴落状況が続いていますが、こうした動きが他マーケットに及ぼしている余波についても注目してみたいと思います。原油安で米国のシェールオイル生産動向が注目を集めていますが、ブラジル金融市場の最新動向を検証します。また、それがブラジル産のコーヒーや砂糖相場に及ぼす影響についても、ポイントを絞って解説します。 =================================== 原油相場の暴落がかく乱する、ペトロブラスとソフトマーケット =================================== <原油相場暴落でブラジル通貨も暴落> 原油相場の暴落を受けて為替市場でもリスク回避の動きが強まる中、12月16日の中南米通貨市場ではブラジル通貨レアルの対米ドル相場が急落している。今年中盤は1ドル=2.20~2.30レアル水準での取引になっていたが、直近安値は2.76レアルに達しており、過去4ヶ月で20%を超える下落率を記録している。10月のブラジル大統領選挙前後の混乱を受けてのレアル安は一服しているが、原油相場急落を受けてロシア売りの動きが加速する中、その流れの中でレアルも売り込まれている格好である。 国際エネルギー機関(IEA)によると、ブラジルは2014年で日量233万バレルの産油量を有している。これは、石油輸出国機構(OPEC)内だとベネズエラ(日量248万バレル)に近い規模であり、原油価格の暴落はブラジル経済にとっても大きなリスク要因になる。… … …(記事全文4,557文字)
