□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年12月11日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今年最後のUSDA需給報告が発表されました。全体にサプライズ感が乏しい内容でしたが、USDAが今後の需給見通しをどのように評価しているのかを確認しましょう。また、ブラジル政府から同国の最新の農産物生産高見通しも発表されているため、その数値が今後の穀物価格に及ぼす影響についても検証します。 =================================== USDA12月需給報告を受けてのシカゴ穀物、南米産の不作懸念が後退か =================================== <USDAは米国産需要見通しを引き上げ> 米農務省(USDA)は12月10日、今年最後となる需給報告(WASDE)を発表した。2014/15年度の米国産期末在庫見通しに関しては、トウモロコシが前月の20.08億Bu(在庫率は14.7%)から19.98億Bu(同14.6%)、大豆が前月の4.50億Bu(同12.4%)から4.10億BU(同11.2%)までそれぞれ下方修正されており、米国産穀物相場にとっては総じてポジティブな内容になったと評価できる。 事前の市場予測は、トウモロコシが20.27億Bu(レンジは19.05億~21.56億Bu)、大豆が4.27億Bu(同4.00億~4.55億Bu)となっており、トウモロコシが小幅上方修正、大豆が小幅下方修正が想定されていた。その意味では、市場コンセンサスに反して在庫見通しが引き下げられたトウモロコシ相場に対して特にポジティブ材料となる。ただ、全体としては微調整の域に留まっていることで、シカゴ穀物相場は同報告発表直後に若干の買い反応を示したものの、積極的に買い進むような動きまでは見られなかった。… … …(記事全文4,951文字)
