□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年12月09日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。久しぶりにパラジウム相場を取り上げます。2013年の貴金属市場の中で唯一プラスだったパラジウム相場ですが、今年もこの構図は維持されそうです。今年9月にパラジウム相場はロシア政策を巡る思惑で急落しましたが、その後は急激なドル高環境にもかかわらず改めて底固さを見せています。まだ2015年の詳細な需給分析は困難な状況ですが、パラジウム市場が今何を見ているのかを解説します。 =================================== 3年連続の上昇相場に向けて突き進むパラジウム、貴金属セクターで独歩高 =================================== <パラジウムの独歩高状態が続く> 2014年の貴金属市況は全体的に上値の重い展開を強いられているが、こうした中でもパラジウム相場は3年連続の上昇が達成できそうな状況になっている。NYMEXパラジウム先物相場の年間騰落率を調べてみると、2012年+7.2%、13年+2.1%、14年(12月8日時点)+11.1%となっており、急激なドル高環境にあっても逆に上昇ペースを加速させており、前年比で二桁高が実現する可能性も十分にある。 他貴金属の値動きも確認しておくと、13年は金-28.3%、銀-35.9%、プラチナ-11.0%となっていたが、今年も金-0.6%、銀-16.0%、プラチナ-10.5%とマイナス圏に沈んでおり、2年連続の下落が警戒される状況にある。金は昨年末の1オンス=1,202.30ドルを上回る可能性も残されているが、貴金属市況全体に強力な逆風が吹き荒れる中で、パラジウム相場が独歩高とも言える価格形成を続けていることは高く評価できる。… … …(記事全文4,964文字)
