□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年12月08日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ドル建て金相場の上昇トレンドには一定の歯止めが掛かり始めています。通常、原油相場の急落局面で金相場は急落するはずですが、過熱した原油安がインドの政策変更を促したことで、金・原油の相関関係は大きく崩れました。改めて11月以降の金価格動向を確認した上で、現在と将来の金価格形成を支配するロジックを読み解きます。 =================================== インドが掻き乱した金と原油との相関関係、非教科書的な値動きの背景 =================================== <一致したリースレートと金価格のピーク> 11月中旬以降のCOMEX金先物相場は、急激なドル高・原油安という逆風を無視するかのように上昇トレンドを形成した。11月7日の1オンス=1,130.40ドルをボトムに、12月1日の1,221.00ドルまで、最大で90.60ドル(8.0%)の上昇幅(率)が実現している。 11月30日にスイスで中央銀行に金保有を義務付ける国民投票が実施されることで、サプライズ(=可決による金需要の急増)を警戒した投機筋のショートカバー(買い戻し)が入ったことは否定できない。実際に、COMEX金先物市場では11月最終週に入ってから、取組高が異常とも言えるペースで減少している。理由はともかくとして、今年後半に入ってから積極的に売り込んできたファンドが、金市場から一斉に手を引いたことは間違いない。… … …(記事全文5,006文字)
