□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年12月03日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ鉱山業界団体の設立したWPICは、従来から予告していたプラチナ市場報告の初回版をリリースしました。プラチナ市場に関するマクロ情報の入手が困難な時代を迎える中、無料のレポートは新たな業界スタンダードを提示する新たな試みになります。これから市場関係者の信頼を蓄積できるのかが試されますが、WPICがどのような需給見通しを構築しており、それが今後のプラチナ需給・価格分析にどのような意味を有するのかを検証します。 =================================== WPICのプラチナ需給報告、新たな業界スタンダードは何を見ているのか? =================================== <WPICが四半期報告を発表した背景について> 11月19日付けの「World Platinum Investment Council、その意図が明らかになり始める」では、プラチナ鉱山業界が11月18日に「World Platinum Investment Council(WPIC)」を設立したことを紹介した。 プラチナ価格の低迷が続く中、アングロ・アメリカン・プラチナ(アムプラッツ)、インパラ・プラチナ(インプラッツ)、ロンミンなど南アフリカのプラチナ鉱山会社6社が、プラチナ需要の拡大を目指して、業界として取り組む必要があるとの問題意識に基づくものである。産金業界には「Wold Gold Council(WGC)」が存在するが、それに近い組織をまずは南アフリカ主導で立ち上げた形になる。2015年後半にかけては、ロシアのノリリスク・ニッケルや北米のスティル・ウォーターやノース・アメリカン・パラジウム、更にはニッケルの副産品としてPGMも生産するエクストラータやヴァーレなども巻き込むことができるのか等が注目されるが、まずは投資業界への働きかけから着手されることになる。… … …(記事全文5,623文字)
