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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

天然ゴム生産国の市況対策は停滞気味、水面下で動きはあるも決め手難

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年12月03日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム市況の短観です。原油相場急落の中でも天然ゴム市況は膠着気味の展開が続いていますが、最近の需給関連の動きをレビューします。生産国が市況対策案を打ち出した後の動き、最近の注目すべき新たな相場テーマなどを取り上げます。ゴム相場そのものは大きく動いていませんが、需給面では幾つか興味深い動きが観測されているので、重要項目を網羅的に解説します。 ===================================  天然ゴム生産国の市況対策は停滞気味、水面下で動きはあるも決め手難 =================================== <OPEC型の需給管理が目指されるも> 東京ゴム先物相場は、1kg=200円の節目を挟んで明確な方向性を打ち出せない展開が続いている。原油相場の急落を受けてやや戻り売り優勢の展開となるも、為替が円安傾向を維持していることもあり、大きな値崩れには発展していない。上海ゴムは1トン=1万2,000~1万4,000元のレンジ下限を試す動きを見せているが、現時点ではボックス圏内での調整圧力に留まっており、こちらも明確なトレンドを打ち出すには至っていない。 世界的な景気減速を背景とした需要減退圧力と、2000年代に入ってからの作付面積急増を背景とした増産圧力に挟まれる中、国際天然ゴム需給は2011年から構造的な供給「超過」環境に陥った。従来想定されていたような需要が確保できない一方、需要急増を見込んだ供給圧力には歯止めが掛からず、行き場を失った天然ゴムが生産地・消費地の双方で在庫として積み増しされたことが、ゴム市況の上値を強力に圧迫した。
… … …(記事全文5,318文字)
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