□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年12月02日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。先週から主要商品市況のみならず金融市況も原油相場の動向に一喜一憂していますが、それは金相場も例外ではありません。そして、金価格に想定される値動きと実際の値動きを比較することで、現在の金相場がどのような環境に置かれているのかも理解を深めることが可能です。マーケットではなぜか殆ど話題にする人が居ませんが、金市場では今大きな変化が生じています。「原油価格と連動」の一歩先の議論を検証します。 =================================== 原油価格の急落時代、金価格の値動き検証することで見えてくること =================================== <金価格のボラティリティが高まった理由> 11月27日の石油輸出国機構(OPEC)総会と前後して原油相場が不安定な値動きを見せる中、金価格も乱高下を繰り返すボラティリティの高い相場展開を強いられている。特に12月1日の取引では、アジアタイムに一時1オンス=1,141.70ドルまで下落していたのが、ニューヨークタイムには1,221.00ドルまで切り返し、最大で79.30ドルという驚異的な値幅を記録している。 世界最大の金上場投資信託(ETF)である「SPDR GOLD SHARES」のオプションから算出される金ボラティリティ指数(GVZ)を見てみると、10月時点では16~20ポイントのレンジで推移していたのが、11月は20~25ポイントまで急伸し、約1年ぶりの激しい相場展開を迫られていることが明確に確認できる。為替相場のドル高傾向は9月との比較で鈍化しているものの、ドル建て金価格の値動きは寧ろ激しさを増しつつある。… … …(記事全文4,654文字)
