□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年11月29日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今年2回目のOPEC総会が開催されました。今回のOPEC総会は事前の予想が大きく割れていましたが、結果的にOPECとしては足元の原油相場急落に対応することが見送られています。OPECがどのような判断で原油安を静観することを決定したのか、今後の原油相場はどのような時代を迎えるのかを検証してみます。今回のOPEC総会は、間違いなく歴史に記される大きな転換期です。 =================================== 原油市場の歴史が転換期を迎えたOPEC総会、調整役の権限委譲が実現 =================================== <OPEC総会は原油安に対応せず> 11月27日にウィーンで開催された石油輸出国機構(OPEC)総会は、原油市場の歴史が新たなステージに突入したことを明確に示すものとなった。 NYMEX原油先物相場は、6月13日の1バレル=107.68ドルをピークに、OPEC総会前日の26日には一時73.30ドルまで、約32%の急落相場を形成していた。これは世界経済がリーマン・ショックから立ち直り始めた2010年当時とほぼ同じ価格水準であり、従来の石油市場の常識であれば、「OPECの減産対応→原油相場反発」という経路を促すことが期待される総会だった。実際に事前のマーケットでは、大手金融機関から相次いで日量100万~200万バレル規模の減産が合意されるとの見通しが示されるなど、「まさかOPECが原油相場の低迷を放置はしないだろう」と考えていた向きも少なくなかった。… … …(記事全文5,357文字)
