□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年11月26日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。11月の穀物相場は総じて膠着化した相場展開になっていますが、今回は需要環境に焦点を当てて、トウモロコシと大豆相場を比較検証します。値動きとしては大差ない状況ですが、両者の需要環境の違いが、今後の相場展開に徐々に反映されることになるでしょう。また、中国向けの大豆輸出環境について、今回は中国側の事情についても最近話題になっているテーマを紹介します。 =================================== 11月のシカゴ穀物相場は横ばいも、対照的な需要環境にあるコーンと大豆 =================================== <感謝祭前のシカゴ穀物相場> 11月のシカゴ穀物相場は、明確な方向性を打ち出せない中途半端な相場展開を強いられている。10月は収穫作業の遅れなどを手掛かりに明確な戻り歩調を見せたが、11月は売り買い双方が決定打となるテーマを設定できず、押し目買いと戻り売りが交錯する展開に留まっている。 CBOTトウモロコシ先物相場は1Bu=360~390セント、大豆先物相場は1,000~1,090セントのボックス相場となっており、小麦先物相場が11月上旬の510~540セント水準から550セント水準まで小幅コアレンジを切り上げているのが目立つ程度の状況にある。いずれのマーケットでも出来高・売買高ともに低迷しており、収穫期という一つの大きなイベントを通過した小康状態を迎えていることが窺える。11月27日は感謝祭(Thanksgiving Day)となるが、過去の経験則だとこの前後の穀物相場は急騰や急落といった高ボラティリティ環境となる傾向にある。この日を過ぎると、現物市場が落ち着きを取り戻す一方、年末に向けてファンドが最後の帳尻合わせで積極的な売買を仕掛けてくることも少なくないため、カレンダー要因から地合が変化するリスクに注意したい。… … …(記事全文4,355文字)
