□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年11月17日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場のコアレンジ切り下げが続いていますが、OPEC総会が近づく中、このまま売り込んでも良いのか慎重な見方も見受けられる状況です。ここ1週間の主要産油国の動向を確認した上で、IEAの11月月報も読み解いて見ます。今年は、IEAの需要見通し引き下げが、原油価格を断続的に押し下げてきました。こうした中、IEAは現状をどのように分析しているのか、また珍しく今後の価格動向についても予測を公表していますので、その内容も確認しておきます。 =================================== 石油市場の歴史は新章をめくり始めている~国際エネルギー機関の分析~ =================================== <憶測を呼び込むサウジ石油相の発言> 11月27日の石油輸出国機構(OPEC)総会を前にして、漸くOPEC加盟国の動きが活発化してきた。依然として主要加盟国はOPEC総会でどのような動きを見せるのか、マーケットに明確な言質を与えるような動きは見せていない。しかし、11月13日にICEブレント原油先物相場がついに1バレル=80ドルの節目を割り込む中、このまま原油安を静観し続けて良いのか、一部加盟国から疑問の声が上がり始めている模様だ。OPECバスケット価格も11月14日時点で75.15ドルまで下落しており、産油国にとって80ドル割れの心理的なインパクトが大きかったことが窺える状況になっている。 その中でも特に注目を集めているのが、11月12日にサウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が訪問先のメキシコで行った発言である。ヌアイミ石油相はこれまで原油相場急落について一切のコメントを拒否してきたが、この場でついに沈黙を破ったのである。即ち、「サウジの石油政策は過去何十年にもわたって変わっておらず、今日も変わっていない」と発言したのである。… … …(記事全文4,632文字)
