□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年11月14日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。10月下旬にグリーンスパン元FRB議長が金について興味深い発言を行っています。マーケットでは殆ど話題になっていませんが、実際にどのような文脈でどのような発言が行われたのかを紹介します。QEに着手したバーナンキ前FRB議長の前のFRB議長が、現状をどのように考えているのかを確認してみましょう。また、スイス中銀の金保有拡大について、11日のレポートの補足解説も行っておきます。 =================================== 金を保有すべき? グリーンスパン元FRB議長の警告を読み解く =================================== <グリーンスパン元FRB議長=金価格は上昇する> 10月28~29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)において、米連邦準備制度理事会(FRB)はリーマン・ショックが発生してから小休止を挟みながら展開してきた資産購入プログラムの拡大を終了させることを決定した。FRBのバランスシート(保有資産)は、量的緩和(QE)開始前の9,000億ドル(約104兆3,000億円)水準から足元では4兆5,000億ドルまで膨張したが、今後はゼロ金利政策の解除から「出口」戦略をどのように構築していくのかが問われる局面を迎えることになる。 こうした中、QEに着手したバーナンキ前FRB議長の更に前任者であるアラン・グリーンスパン元FRB議長が、11月29日にニューヨーク開催された超党派の非営利会員制組織である外交問題評議会(CFR)に出席して興味深い発言を行っている。FRB議長時代は解釈の難しい独特の言い回しで金融市場関係者を時に喜ばせ、時に失望させて「マエストロ(巨匠、Maestro)」の名を欲しいままにしたが、今回は金(Gold)に関して極めて明確な発言を行っている。… … …(記事全文5,523文字)
