□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年11月13日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ相場の短観です。足元のプラチナ相場は下げ一服となっていますが、現在のプラチナ価格形成の論理、今後の相場展望、最近の需給関連の動きなどを報告します。需給関連では、プラチナ鉱山大手三社の7~9月期生産報告が出揃いましたので、スト後の最新の生産環境を報告します。また、表題にある通り、ロシアと南アフリカがプラチナ市況対策で合意しました。まだ詳細は殆ど分からない状況ですが、現段階で判明していることもポイントを確認しておきましょう。 =================================== ロシアと南アが市況対策で合意も、当面のプラチナ価格には影響なし =================================== <金価格との連動が続くプラチナ相場> NYMEXプラチナ先物相場は、1オンス=1,200ドルの節目を挟んで方向性を欠く展開になっている。10月6日の安値1,186.50ドルを下抜くまでには至っていないが、世界的な株高傾向が続く中でもプラチナ相場を買い進む動きは見られない状況になっている。1,200ドルの節目で辛うじて下げ止まっているが、これは「プラチナ需要環境の再評価が始まった」というよりも、単純に「価格連動性のある金相場が下げ一服となっている」影響の方が大きく、依然として金価格頼みの不安定な相場展開を強いられている。 ここにきて金現物市場が安値拒否の動きを強め始める中、短期スパンでのリバウンドは期待できる状況にある。11月12日のロンドン金現物市場では、金フォワード・レート(GOFO)1ヶ月物がついに-0.2%を下回っており、10月27日にマイナス金利化した後も更に現物需給のタイト感が強くなっていることが確認できる。リースレートは、10月時点では0.05~0.15%水準での横ばい状態になっていたのが、直近では0.3558%まで急伸している。これは2008年12月以来の低水準であり、リーマン・ショック後の行き過ぎた暴落相場が実現した際と近い現物需給の逼迫環境が実現していることを意味する。… … …(記事全文4,675文字)
