□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年10月31日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。OPECのバドリ事務局長が久しぶりに記者説明会で多くの発言を行っています。OPEC総会開催まで残り1ヶ月を切っていますが、事務局長が何を語り、そこから何を読み取ることができるのかを考えてみます。もしかしたら、原油分析の歴史で大きな転換期を迎えているのかもしれません。 =================================== OPECが「価格戦争」を仕掛けた? バドリ事務局長の発言を読み解く =================================== <原油安はパニックの影響?> 石油輸出国機構(OPEC)のバドリ事務局長は10月29日、ロンドンで開催された会議Oil & Money conferenceで記者説明会の場に出席した。NYMEX原油先物相場は、6月13日の1バレル=107.68ドルをピークに、10月27日には79.44ドルまで下落し、累計で28.24ドル、率にして26.2%の急落となっている。こうした中、世界原油供給の約4割を占めるOPECの動向が注目を集めているが、バドリ事務局長は冷静になることを呼びかけた。 原油相場は6月下旬から約4ヶ月にわたってダウントレンドを形成しているが、「供給サイドにも需要サイドにも、ファンダメンタルズに大きな変化が生じているとは考えていない」と述べ、まずは原油市場に広がる需給は緩和しているとの前提条件に疑問を投げかけた。その上で、「不幸にもみんなパニックに陥っているようだ。メディアはパニックになっている、消費者もパニックになっている。今後の展開について、よく考えるべきだ」と指摘し、「原油相場急落=パニック」説を提起している。… … …(記事全文4,212文字)
