□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年10月29日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 10月のプラチナ相場は、安値膠着気味の相場展開が続いています。こうした中、調査会社GFMSがプラチナ需給・価格について幾つかの興味深い報告を行っていますので、その報告内容のポイントを確認した上で、2015年にかけてのプラチナ需給・相場について検証してみます。 =================================== GFMSのプラチナ価格分析、供給不足でも上昇できなかったロジック =================================== <FOMC後の金価格動向に注目せざるを得ない> NYMEXプラチナ先物相場は、1オンス=1,250~1,300ドルのレンジでポジション調整中心の小動きに終始している。10月6日の取引では一時1,186.50ドルまで値位置を切り下げていたが、価格連動性の強い金価格の下値切り下げ傾向が一服する中、プラチナ相場に対する投機売り圧力も一服している。もっとも、世界的な景気減速を背景とした需要減退懸念も根強く、改めて本格的に上値を試すことには慎重ムードも強い。足元で、再び金相場の上値が重くなり始めていることも、プラチナ相場に対してはネガティブ。取組高・出来高も低迷状態になっており、短期筋のポジション調整に終始していることが窺える。 引き続き、プラチナ市場における最大の関心事は、「プラチナ需給」と「金価格との連動性」のどちらを重視するのかに尽きる。7月上旬から10月上旬にかけてのプラチナ相場急落は、専ら「ドル高→金相場安→プラチナ相場安」のフローに沿った動きである以上、10月28~29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル・金相場の動向に、プラチナ相場がどのような反応を示すのかが、11月上旬に向けての短期トレンドを決定付けることになるだろう。… … …(記事全文4,351文字)
