□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年10月22日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 10月の金価格動向について検証します。下値切り下げ後に反発傾向を見せていますが、急落していた9月と相場環境はどのように変わったのか、内部要因はどのような動きを見せているのか、金価格を決定付ける他指標とのバランスはどうなっているのか、米金融政策環境の最新動向、インド現物市場の動きなどについて、網羅的に解説します。 =================================== 10月の金価格反発を考える ~内部要因・他指標との関係・現物動向etc.~ =================================== <株価反発でも上昇続く金相場> COMEX金先物相場は、10月6日の1オンス=1,183.30ドルをボトムに、足元では1,250ドル台を回復する展開になっている。上昇幅は最大で72.30ドル(6.1%)に達しており、9月10日以来の高値を更新している。7月10日の1,346.80ドルをピークとした累計163.50ドルの急落に対して、1/3戻し1,237.80ドルを突破し、1/2戻し1,265.05ドルを試す展開になっている。 金融市場に目を向けると、米国株は徐々にではあるが落ち着きを取り戻し始めている。世界経済見通しの悪化、金融市場の混乱に同様を見せたが、総じて良好な経済指標と企業業績環境を背景に、見直し買いが入り始めている。一時は31.06ポイントまで上昇していたシカゴのボラティリティ指数(恐怖指数)も、直近の10月21日時点では16.08ポイントまで急低下し、リスク投資環境は落ち着きを取り戻しつつあることが窺える状況にある。ただ、これを受けて金相場を売り込むような動きは限定されており、現在の金市場では必ずしも株価動向がメインテーマと評価されていないことが窺える状況になっている。… … …(記事全文6,449文字)
