□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年10月21日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。9月に急落していたシカゴ・トウモロコシ相場ですが、10月は金融市場が不安定化する中で逆に底固さを示す展開になっています。何がV字型の相場切り返しを促しているのか、現物市場などの短期需給動向はどのような動きを見せているのか、今後はどのような相場展開が想定されるのかなどを、解説します。 =================================== 産地天候改善で高まる下振れリスク、コーンは今季の安値を示せるか? =================================== <ファンドのショート手仕舞いが進むも> 10月上旬のシカゴ穀物相場は、9月の急落相場に対する修正局面を迎えた。CBOTトウモロコシ先物相場は、10月1日の1Bu=318.25セントをボトムに、15日には一時358.25セントまで、最大40.00セント(12.6%)の反発となっている。1)急激なドル高圧力が一服したという為替要因に加えて、2)産地の豪雨・長雨によって収穫作業に遅れが生じる中、3)これまでの下げ相場を主導してきた売り方ファンドが当面の利益を確定する動きを強めた結果である。 米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉報告(COT)レポートから内部要因同行を確認してみると、トウモロコシ市場における大口投機筋(Non-Commercials)の売りポジションは、8月12日の39万4,179枚をピークに、直近の10月14日には34万1,514枚まで減少している。特に9月下旬以降は4週連続の減少となっており、売り方ファンドが含み益確定に動いているのは明らかである。相場の乱高下にもかかわらず買いポジションの方には殆ど変化が見られないが、ネットロング(買い越し枚数)は7月8日以来の高水準に達しており、投機売り圧力が一服していることが明確に確認できる。300セント台を大きく割り込むことは困難とみた向きが、売り方針からの撤退を行ったとみて良いだろう。… … …(記事全文4,283文字)
